今回転職バカのブラック企業体験のコンテンツを追加するにあたり、
当時を振り返りながら書いているのですが、
出てくるエピソードが全部ブラック該当でちょっと笑ってしまいます、、(笑)
入社後の待遇から書いていきます。
めでたく面接に受かって入社となりましたが、
大学卒業後、4か月くらいふらふらしていたので、
転職バカの入社は9月1日になりました。
そして、採用から半年間は試用期間ということで、
なんと月給は、大卒初任給である18万の半額の9万円でした。
残業もして休日も出勤していたので、当時の大阪府の最低賃金は余裕で割りこんでいました(笑)
ただ、転職バカはこのお給料の金額については、全く不満はありませんでした。
もともと自分みたいなずぶの素人なんてどこのIT企業も拾ってくれるわけがない!
と思っていたのに、すんなり採用してもらえて、
おまけに毎月9万もらえて勉強できるんですから、本当にありがたいな~と感じていたのを覚えています。
転職バカの友達は、同じ時期にお金を払ってパソコン系の専門学校に行っていましたが、
それでも就職が見つからず、学んだ知識とは関係ない会社に就職していたくらいです。
今考えてもこの時期には本当に貴重な勉強をさせてもらったと思っています。
ただ、常識的に考えて、
最初の半年間が月給9万円というのは35歳になった現時点でも、
あまり聞いたことがありません(笑)
その当時のその会社の方針は、
全くのパソコン素人でもいいから、とにかく大量に採用するということだったので、
最初の半年は使い物にならない、という考えだったのかもしれません。
そして、社長はかなりワンマンなタイプで、
手は出さないものの、かなり短気ですぐに怒鳴るタイプでした。
転職バカが入った時、この会社は設立半年だったようですが、
その間に辞めた事務員はなんと11人、転職バカが入ったその月にも2人くらい辞めていました。
給料激安で罵声を浴びせられても辞めないヤツが評価される。そんな印象でした。(笑)
100人募集とは言っても、実際には30人くらいしか採用していませんでしたが、
今思うと何名かは辞めるのを見越して採用していたんだと思います。
上でも書いた通り、転職バカの入社は9月だったので、
新卒で採用された人はすでに入社半年になっていて、
来年の新卒は来年4月から入って来るという状況でした。
なので、転職バカには実質同期はいませんでした。
そして、ベンチャー企業ということもあってか、
プログラマーとして採用されたはずだったのに、
来年の新卒が入ってくるまでの半年間はほとんど事務を手伝わされることになります。
おそらく事務員がバンバンやめていく会社だったので、
人手が足りていなかったのでしょう、、(汗)
この会社がはじめてで、社会人経験がほぼ皆無だった転職バカは、
超ワンマンなこの会社の社長からみたら、かなり未熟だったようで、
ことあるごとに怒鳴られる毎日でした、、(汗)
社長「おい転職バカ、固定資産の管理を任せるから明日までにやれ!」
転職バカ「は、はい、、社長、固定資産ってなんですか?」
社長「お前そんなことも知らないのか!バカじゃねえの!?」
社長「おい転職バカ、YとN(クライアントに出向している先輩)の給与計算やれ!」
転職バカ「はい、、どうやって計算したらいいんですか?」
社長「ほかの奴の参考にしたらわかるだろ!いちいち聞くんじゃねえよ!」
転職バカは全くスキルはありませんでしたが、
よくよく考えると、素人社会人にとっては、
プログラミングより事務の方が難しかったです、、
知らない言葉、難しい言葉の連発で、
本当に最初の数週間は全く仕事になっていませんでした。
ようやく事務の仕事が間に合ってきて、技術者の卵として、
やっとパソコンを触らせてもらえるようになったのは4か月目くらいからでしょうか。
この時も社長にいろいろと無茶振りをされました、、
社長「おい転職バカ、メールサーバー構築して自社のドメインでメール送れるようにしろ!」
転職バカ「わかりました、、(汗)」
このサイトを見てくれている人がどれくらいスキルがあるかわかりませんが、
パソコンもろくに触ったことが無いずぶの素人に、
メールサーバーを構築しろというのはかなりの無茶振りです。
結局必死になって勉強しながら構築しましたが、
2か月くらいかかりました、、
社長の中ではもっと早く構築してほしかったらしく、
サーバー構築が遅いという理由で始末書を食らいました(笑)
上にも書いた通り、採用から半年間は月給9万円でしたが、
そこからさらに5000円減給されるというような感じでした(笑)
こんな感じで転職バカが入社してから半年間で、
なんと始末書+減給のセットを3回も食らうというようなかなり過酷な状況でした。
社長は、言っていることは正しいのですがとにかく怒鳴り散らす、、
という感じだったので、新しい事務が入ってきても1日でやめてしまったり、
ひどい場合は昼休みに行ったきり帰ってこなくなったりして、
どんどん人がやめていく会社でした、、
今考えるとなぜ転職バカはやめなかったのはわかりませんが、
やめても拾ってくれるところが無いと考えていたのかもしれません。
そうこうしながら半年くらい頑張っているうちに、
社長も転職バカに対して、スキルも無いし何も知らないやつだけど、根性はあるやつだ、
と評価してくれていたような気がします。
転職バカ的にも社員経験がまったくなかったわけですから、
いくら厳しく怒鳴られたとしても、すべてのことがすごく勉強になっていました。
そして、かなりの無茶振りではありましたが、
入っていきなりメールサーバーを作ることができるというのは、
おもしろくもありました。
「メールアドレスがホットメールやん!」と心配していた姉にも、
「俺がメールサーバー作ったからもうホットメールじゃないで~♪」と自慢することができました(笑)
そんな感じで半年がたち、
4月になると一個下の新卒の社員が入ってきました。