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転職バカのブラック企業体験記!
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ビジネスの現場で殴り合いのケンカ、、
こうやって激烈ブラック会社もうまく立ち回ることができつつあったのですが、
またまた衝撃的な事件が起こります、、
あの、血の気の多いKさんが、、
転職バカは書きながら、
そろそろ話にリアリティが薄れてくるのを恐れています(笑)
でも、何度もいいますが全部ホントにあった話です。
ある朝、転職バカが激烈ブラック会社Sに出勤した時のことです。
この会社は激務ではありましたがフレックス制を導入していて、
転職バカはコアタイムに間に合うギリギリの時間に出勤していました。
実はこれもこの会社から自分を守るための護身術の一つで、
なるべく遅い時間に行った方が定時の時間(8時間後の時間)も遅くなるため、
定時で帰っても目立ちにくいんです(笑)
そんなわけあって、転職バカはいつも11時前くらいに出社していたんですが、
会社に着いてみると、なんだかわからないけど、場の空気が騒然としてました、、
なぜかプロジェクトリーダーのKさんが転職バカの2つ隣の席に座っていたのですが、
よくみるとKさんの顔が赤くはれていて、服がビリビリに破れていました、、
Kさんの近くにいた他の女性社員が、
恐る恐るKさんにしゃべりかけました。
他の女性社員「Kさん、、、ユニクロで服買って来ましょうか?」
Kさん「いいよ。後で第二ラウンドやるから。」
転職バカは平静をよそおいながらも、内心タダごとじゃないな、、と焦っていました(笑)
先に出社していた同僚のS君から話を聞くと、
どうもKさんとネットワークエンジニアのIさんが殴り合いのケンカをしたそうです。
いくら社会人経験の浅い転職バカでも、
ビジネスの現場で殴り合いのケンカをするということは尋常じゃないということは容易に理解できました。
先に来ていた同僚のS君の話によると、
ネットワークエンジニアのIさんがKさんに対して言ったことが、
Kさんにとっては屈辱的だったらしく、いきなりキレて取っ組み合いのケンカになったそうです。
以下同僚のS君から聞いた話をそのまま書いてみると、、
Kさん「Iさん、Javaのメソッド辞典みたいな本ってある?」
Iさん「いや、JavaDocみればいいでしょ。」
Kさん(いきなり持っていたタバコをIさんの机にたたきつけて、Iさんのむなぐらを掴む!)
Kさん「言い方に気を付けろ!!(怒)」
Iさん「はぁ!?(怒)離せよ!」(Kさんを振り払おうとするが、Kさんがなかなか離さないので殴る!)
Kさん「は!」(Iさんを殴り返す!)
Iさん(マジ切れ状態。もう一度Kさんを殴る!)
その後Iさんはオフィスを出て行ったそうです。
解説すると、Javaというのはプログラミング言語のことで、
メソッド辞典というのは、簡単に言えばJavaの用語辞典みたいなもんです。
Java技術者の間ではそういった用語辞典を頻繁に使うことは常識なので、
JavaDocという技術者用のドキュメントがすでに用意されているのです。
(ちなみにDocというのはDocumentの略です。)
Kさんはプロジェクトリーダーだったのですが、
Javaやプログラムの知識はそれほどなかったらしく、
辞典みたいなのがあればいいな~と思ったのでしょう。
そして、それはJava技術者ならだれもが思うことだったので、
そういったドキュメントがすでに用意されていて、Java技術者は毎日それを参照しながら仕事していました。
こういったことは当時Java歴9ヶ月程度だった転職バカでも知っていました。
そんな技術者にとっての常識を、Kさんは知らなかったわけですが、
それを知っていたIさんは、そんなこと聞いてくるな!と思ってしまったのでしょう。
それが「いや、JavaDocみればいいでしょ。」というセリフににじみ出てしまって、
プライドの高いKさんはそれを感じ取ってしまい、逆鱗に触れてしまったということです(笑)
Kさんを殴り返したあと、Iさんはどっかに行ってしまい、
そのあとKさんはIさんの机に座ってなにやらパソコンをいじっていました。
Iさんの席で何をしていたかはわかりませんが、
このタイミングで転職バカが出社したというわけです。
そして、、
他の女性社員「Kさん、、、ユニクロで服買って来ましょうか?」
Kさん「いいよ。後で第二ラウンドやるから。」
という流れになります。
でも、さすがに第二ラウンドはやりませんでした(笑)
ここまで読んでもらったら、Kさんがどんな人か大体わかってもらえてるかもしれませんが、
Kさんは異常にプライドが高い超自信家でした。
これはリーダーとしてはある程度必要な素養になってきますが、
行きすぎるといいことはありません。
Kさんの場合、この両方が行き過ぎていて、
プロジェクトを引っ張っていく人としては、ちょっと適していなかったかもしれません。
いつも偉そうで人を威圧するようなところはありましたが、
「結局Kさんってスキルあるの?」という疑問を常に向けられていました。
「6畳一間に6人、同居人は風俗嬢、、」のページでは、
スケジュールにかなり無理があったと書きましたが、この無理はどこから来てるか?と言えば、
システムの設計が甘かったというところに尽きると思います。
今この記事を読んでくれている人の中には、ITエンジニアじゃない人もたくさんいると思うので解説すると、
システム開発はよく建築に例えられます。
たとえば、家を一軒建てようと思った時に、
図面や設計が甘かったらどうなるでしょうか?
極端な話を言えば、最初は2階建てのつもりで建てていた家を、
途中で3階建てに変更したら、当初設計した地盤では持たないかもしれません。
システム開発もこれと同じで、設計の段階で、
起こりうる問題や障害を極力洗い出せている設計ほど美しい設計書になります。
こういった点で、この開発現場は全般的に設計が甘かったのです。
この設計を仕切っていたのも当然プロジェクトリーダーのKさんでした。
今回の殴り合いのケンカという事件もあり、
周りからのKさんへの疑問が噴出したこともあって、
Kさんは間もなくしてこのプロジェクトのリーダーを下されていました、、
いつも覇気だけは人一倍だったKさんでしたが、
リーダーを降格されたKさんは本当に静かになっていました(笑)
その後、どういう形でプロジェクトに参加していたのか知りませんが、
窓際の席でずっと作業していたのは覚えています。