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大阪帰還!束の間の休息。
大阪に帰ってからは、東京での激務が嘘のように平和に過ごしていました。
ここまでにも書いた通り、うちの会社は基本的に下請企業で、
社員は全員外部企業に出向してお金を稼いでいるのですが、
本社に帰社した直後はすぐには仕事は見つからないので、
簡単に言うと、本社で雑務をやって日々過ごすことになります。
転職バカは入社後いきなりメールサーバーの構築を命じられたわけですが、
それが自分の性に合っていたのか、
ネットワーク関連の技術にすごく興味をもち、独学でずっと勉強を続けていました。
なので、本社に帰って会社のネットワーク環境を自由に触れるというのは、すごく楽しかったです。
このあたりはベンチャー企業のいいところで、
自分がやりたいようにやれる、自分で仕事を作り出せるという自由さがこの会社の醍醐味、
だと思っていました。
社長は本社にいましたが、今となっては事務社員もちゃんと配置されているので、
転職バカはIT技術者としての仕事に専念していればよく、
以前とは打って変わって本社の居心地がよくなっていました。
システム部と社長室は少し離れていたので、
時々社長室から怒号が聞こえる程度で、
東京での激務が嘘のように、毎日平和に過ごしていました。
事務社員は依然として大変な日々を送っていたと思いますが、
転職バカとしては、社会人になって初めての平和な仕事環境でした(笑)
ただ、やっぱり会社の経営状態は芳しくなく、
給料の振込が遅れることはザラ、残業代も当然のごとく出ませんでした。
中には残業代未払いで社長を訴えた社員もいて、
会社は常にカツカツでした、、
転職バカは当時25歳でしたが、
中途採用で入社した30前後の社員は、
この事態がほかの会社と比べてどれくらい異常かわかっていたため、
社長に食って掛かる人もいました。
労働組合を結成しようというような話も出ていましたが、
転職バカはあまりそういうことに興味はありませんでした。
でも、社員の不満は最高潮に達していました。
転職バカもすぐにでもクライアント企業に出ていかなければやばい状況だったので、
数週間程度で大阪の別の現場に出されることになりました。