上司と先輩がやめた営業2課の新しい上司は、
社長の知り合いだという、バリバリの営業会社出身、
ゴリゴリの体育会系の人でした。
自分よりも年上の後輩も2名採用され、
また5名で新たに営業1課として再スタートしましたが、
販売する商品は、変わりませんでした(笑)
この日から飛び込みではなく、会社に電話をしてアポイントメントをとる、
テレアポから訪問する営業手法がメインとなりました。
上司は営業に出ているとき以外は、
毎日のアポのノルマを課し、自席ではなく、
会議室に電話機をたくさんおいた別室のアポルームというものを設置、
1日2本アポをとれなければ、とれるまで自席に戻れない。
ノルマを達成できなかったら翌日は、
7時に出勤し8時からからアポ開始というルールを強いました。
【1日2本のアポであれば、楽勝でしょ!】
と思うかもしれませんが、
1日2本のアポ、これがなかなかとることができませんでした。
当時は50件以上かけて1件とれれば良いほうでした。
電話をかけてもほとんどがガチャ切りという状況、、
社名を言って要件を言おうとすると、
「結構です!間に合っています!」という言葉とともに、
「ガチャっ」と切られることがほとんどでした(泣)
一応、ITの会社なのに、
パソコンがない部屋で紙にびっしりつまっていた会社の電話番号リストを、
上から順になめて、電話をかけつづける日々。。
自分も7時に出勤したことが何度かありました。
ただ同僚のAさんだけは、アポがなかなかとれず・・・
毎日、上司から怒鳴られていました。
一度、営業先から帰社して、すぐにアポルームへ入った時に、
3日連続でアポが1本もとれなかったAさんは、受話器を耳にあてた状態で
、そのまま受話器と頭をガムテープでぐるぐる巻きにされ、
受話器をおろせないように、アポをさせられていました。
・・・まるでミイラ男のような感じです。
【年下の上司にいびられる部下】
この光景は、まさに、、
僕がイメージしていた営業そのものでした。
Aさんはその後、会社に無断で来なくなり・・・
そのまま退職しました。
「こうはなりたくない!」という恐怖心から、
がむしゃらに電話をかけつづけた記憶があります、、