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夢だったお笑い芸人をあきらめ、サラリーマンの道へ、、

高校の時の文化祭で、
当時お笑い好きな仲間とコントや漫才をし、
幸か不幸かなまじっかうけてしまったことで、
自分たちはおもしろいと勘違いしてしまい、
決まっていた大学の入試もやめ、
そのままの勢いで某大手お笑い養成所へ仲間と一緒に入学しました。

卒業はしたものの、
約5年間、数え切れないくらいのオーディションに落ち続けることで、
ようやく自分がおもしろくない、ということをかみしめることができ、
夢をあきらめ、就職することを決意しました。

大学へも行かず、資格も車の免許のみ、
学校も進学校だったわけではない、高校も免許も普通科の学歴のない自分が
社会の常識もしらないままハローワークへ通う日々がスタートしました。

自分のような学歴のない人間が、
万が一就職できる職種はみんながやりたくない仕事、
やっぱり"営業"しかないだろうと思っていました。

何もしらないため、営業という職種は体力勝負で、
ひたすらお客さんに頭をさげ、
ノルマが達成できなければ上司にしごかれ、すぐにクビがとぶ、、

とにかくしんどくて、きつい、
誰もがしたくない仕事だという理解しかしてなかったのです。

それも仕方がないことだろうと覚悟を決め、
どうせきつい仕事をするなら、ちょっとでも給料がいいところを探そうと、
ハローワークの求人募集のタッチパネルから、
いつものように学歴不問という選択欄にすばやくチェックをし、
新たに営業という選択欄にチェックした後、
タッチパネルを連射する日々が続きました。

ようやく、当時はなかなか見つけられなかった月給20万円という見出しと、
はやっていたIT関連のベンチャー企業への営業の求人募集を見つけ、
面接にこぎつけることができました。

ドリームキャストのタイピングゲームでブラインドタッチをマスターしていた自分は、
一応タイピングできるし、ITでベンチャーって、なんかかっこいい!
きつくてもなんとかなるだろうと、すでに気持ちは前向きになっていました。

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