ここまでで、転職バカのブラック企業の体験記はおしまいです!
もう10年くらい前の話になるのですが、
今でもそのころの記憶は鮮明に残っています。
書いていて思ったことがいろいろあったので、
最後にここに編集後記的に書いておきたいと思います。
転職バカにとって、このブラック企業が最初で最後のサラリーマン生活でした。
10年経ったいま、振り返ってみると、
むちゃくちゃな待遇で扱われていたことに、笑ってしまうくらいなのですが、
当時、この会社がおかしな会社だという印象はほとんどありませんでした。
それどころか、こんな会社なのに人一倍愛社精神を持っていましたし、
他の人はどう感じていたかかわかりませんが、
転職バカは人としてすごく成長できたと思っています。
なので、転職バカにとっては、本当はこの会社はブラック企業でもなんでもありません。
世間一般的にはブラックに該当するかもしれませんが、
自分にとっては純粋に愛すべき会社でした。
先輩社員が辞めていった時も、正直すごくショックで、信じられなかったので、
みんな社長を懲らしめるために一時的に会社を離れただけなんじゃないの?
と思っていたくらいです。
「毎月のように辞めていく先輩社員、、」のページでは、
当時の先輩からの退職の挨拶メールがこんな感じで来た、
ということを紹介しています。
つまり、転職バカは当時のことを忘れたくないので、
10年以上前のメールをそのまま今使ってるパソコンに残しているんです。
パソコンを買い替えるごとに、古いメールを全部新しいパソコンに移行してきています。
それくらい自分にとっては思い出深い会社だったわけですが、
結局何がいいたいかと言うと、
ブラック企業に勤めようが、待遇のいい上場企業に勤めようが、
自分が人として成長するかどうかは結局自分にかかっているんだなぁと思います。
実は転職バカは、今回のブラック企業体験記を書くまで、
この会社をブラックだと思ったことは一度もありませんでした。
当初、このコンテンツは「転職バカのサラリーマン体験記!」という名前で書いていたのですが、
出てくるエピソードがすべてブラック該当だったので、
「転職バカのブラック企業体験記!」という風に改めたのです。
阪急電鉄の生みの親小林一三さんの言葉に、
「下足番を命じられたら、日本一の下足番になってみろ。
そうしたら、誰も君を下足番にしておかぬ。」という言葉がありますが、
ブラック企業でも意識を高くもって仕事に取り組めば、
絶対に何か得るものはあるんだなぁと書きながら再確認しました。
転職活動をしているみんなに、少しでも参考になる部分があったなら幸いです。
最後まで読んでくれてありがとう!