>   >  明日から現場には出なくていいです。

明日から現場には出なくていいです。

6畳一間に6人で、風俗嬢と一つ屋根の下生活することになったり、
月間300時間以上の激務を強いられることになったり、
会社に出勤したら顔を腫らせて服がビリビリのプロジェクトリーダーがいたり、、

とんでもない経験をたくさん積んできた転職バカでしたが、
システム開発はいよいよ佳境を迎えていて、納期は目前まで迫っていました。

転職バカ、激烈ブラック会社で初のガチンコ徹夜。

無駄な残業ほどバカバカしいものは無い!
納期が1週間後なのに今日徹夜する意味ってあるの?
と、無駄に職場に残ることをかたくなに拒んできた転職バカでしたが、
いよいよ自分の担当しているシステムの納期が明日の朝10時に迫っていました。

ギリギリ間に合うかどうか?というところだったのですが、
毎日定時で帰っているわけですから、
ここは何が何でも絶対に間に合わせないといけないと思っていた転職バカは、
念には念を入れて、その日だけは本気で徹夜して頑張ることにしました。

結局夜8時くらいで担当の部分は終わったものの、
念には念を入れて自分が作ったシステムをガッツリ再テストして、
これなら多分大丈夫だろう、と言える状態になったのは夜明け前の4時ごろでした。

翌朝10時が納期ということだったので、
翌朝10時を待って(10時まで寝て)報告し、そのまま帰って寝ることにしました。

実は転職バカがこのブラック会社で開発していたのは、
WEBサイト作成ソフト(つまりホームページを作るためのソフト)で、
ビッグカメラやヤマダ電機などの大手電機店でも販売されるというものでした。

激烈ブラック会社Sの社長は記者会見をして、
ネット上のニュースリリースなどにも取り上げられ、
準備は着々と進んでいました。

あとは納期を待って、最終テストをし、リリースを待つだけ、、という状態でした。

リリース直後に深刻なバグが発覚!突然のプロジェクト終焉、、

そして、またもやびっくりする事態が発生します。

やっとの思いで納期を終えた東京メンバーは、
次はバグの修正対応が待っているので少しも気を抜いていませんでした。

転職バカも初めてのクライアントへの納品だったため、
自分が作った箇所でバグがあったらどうしよう、、?とかなり不安に思っていたのを覚えています。

ようやくリリースはされるけど、
これからまたバグ対応とかが大変なんだろうな、、と思っていました。

そんな気分でCDROM版の発売を終えて、
多分1日か2日後、そんなに日にちはたっていなかったと思います。

東京メンバー全員、朝一で都内の喫茶店に呼び出されました。

呼び出したのは出向元の会社、
つまり転職バカが社員として雇われている会社の方の取締役のYさんからでした。

話の内容は衝撃的でした。

Yさん「みんなお疲れ。リリースまでよう頑張ったな。」
東京メンバー「お疲れ様です。」
Yさん「えっと、、今日みんなに集まってもらったのは話があってのことなんやけど、、」
Yさん「結論から言うと、明日から現場に行く必要がなくなりました。
東京メンバー「・・・・・・・・・え!?どういうことですか?」
Yさん「簡単に言うと、発売直後のことやねんけど、かなり深刻なバグが見つかったらしいわ。」
東京メンバー「・・・・・・・・・ほんとですか!?今後発売はされないんですか?」
Yさん「いや、先日発売したCDROMは全部回収するらしい。んで、当面発売できるレベルじゃないらしい。」
東京メンバー「・・・・・・・・・」

深刻なバグ!?

詳細は聞けなかったですけど、
どうもアップデート用プログラムを出せば間に合うレベルのものではないようでした。

そして雰囲気からして、転職バカたちのせいで発生したバグという感じでもなく、
どちらかというと、振り回してごめんね、という雰囲気のミーティングでした。

めちゃくちゃ複雑な気分でしたが、正直、明日から嫌な職場から解放されるということと、
自分がやってきた仕事の責任から解放されるということで、
どちらかというと正直ホッとした気持ちの方が大きかったです。

確かにあんな激務によって作り出されたソフトには、
どえらいバグが潜んでいてもおかしくはありません。

結局紆余曲折はあったプロジェクトでしたが、
突然の破たんによって転職バカ初めての客先での仕事はあっけなく終わったのでした。

敵の強さと仲間の結束力は比例する

期間にして3ヶ月程度だったのですが、内容が濃すぎて、出来事が多すぎて、
転職バカには何年にも感じられた3ヶ月でした

東京に出てくる前の出来事が、
はるか昔のことのように感じられます。

自分自身も技術者としても、人としても大きく成長していると感じていました。

この時期に一緒に働いていたS君ら同僚とは今でも友達ですが、
激務を共に過ごした仲間との信頼関係はかなり強いです。

「難易度が高すぎる仕事」とか、「すごく怖い上司」とか、
共通の目的や敵(?)がいるほど、仲間の結束力は強くなります。

共通の目的が難しければ難しいほど、共通の敵が強ければ強いほど、
仲間の結束力は強くならざるを得ないと思います。

そういう意味で、この職場では、
転職バカにとっての生涯の友ができた環境だったと言っても過言ではありません。

ここまで書いた話を振り返ると、だれも望まない職場環境だと思いますし、
転職バカももう一度やれと言われても100%断りますが、
こういった難局を乗り越えた数が多い人間の方が人生に深みが出るんだな~と、
今となっては思います。

そう考えると、転職バカはこの激烈ブラックの会社に出向してほんとによかったと思います。

全部ひっくるめて、すごくいい思い出になっていますし、
刺激があっておもしろかったです(笑)

こうやって3ヶ月の東京での生活が終わり、
転職バカは大阪の本社に帰って行ったのでした。

そして転職バカが3か月間出向していた激烈ブラック会社は、
大阪に帰ってちょっと経った時に倒産したという噂を耳にしました、、

深刻なバグというのは本当に致命的だったようで、
取り返しはつかなかったようです、、

転職バカの会社とは別の会社から出向していた人の話によると、
結局Sの支払い能力がゼロになってしまったので、
Sからの人件費が降りなかったそうです、、

転職バカの会社からはその件に関しては本社から何も聞きませんでしたが、
転職バカたちの場合はかなりの安値だった可能性が高いので、
払ってもらえたのかもしれません。

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